南アフリカランド(ZAR)は高金利

南アフリカランド(ZAR)とは、南アフリカの通貨単位のことです。いままでは高金利通貨と言えばニュージーランドドルやオーストラリアドルが有名ですが、最近それよりもさらに高金利の南アフリカランドを扱うFX(ForeignExchange:外国為替証拠金取引)業者が増えています。まさに高金利通貨といえば南アフリカランドという現状です。金利は刻々変動しますが、ちなみにニュージーランドドルは7.50%、オーストラリアドルは6.25%、それに比べ、南アフリカランドはなんと9.00%です。南アフリカランド(ZAR/JPY)の外国為替FX取引は魅力です。高金利通貨南アフリカランドの高いスワップ金利を利用して儲けておきましょう!

南アフリカってどんな国?

南アフリカは世界有数の資源産出国で、金やプラチナそしてダイヤでは世界有数の埋蔵・産出国として知られています。特に金は世界の産出量の半分を占めるほどで、クルーガーランド金貨の発行などでも知られています。農業は畜業、とうもろこし、柑橘類、その他の果物、小麦、砂糖、羊毛、皮革類が中心です。また豊富な鉱物資源を背景に、工業は食品、製鉄、化学、繊維、自動車等となっています。BMWやメルセデスベンツなどのドイツの有名メーカーの生産地でもあり、日産の工場もあります。元々比較的裕福な国でしたが、アパルトヘイトが廃止され、黒人のマンデラ大統領の就任後、ますます発展を続けています。 南アフリカは、2010年サッカー・ワールドカップの開催地となっています。 そのような事情から、南アフリカランドの相場は、2004年末には1ランド=約18円まで上昇してきました。日本で販売が盛んになった南アフリカランド建て世界銀行債は、世界銀行が発行体となっていることもあり、スタンダード&プアーズやムーディーズなどの格付け機関からも最上位の評価を得ています。

南アフリカランド投資のリスク管理

南アフリカランドは高金利通貨です。したがってスワップ狙いの戦略が有効だと思われます。こんな南アフリカランド投資のリスクについて説明しましょう。ボラティリティとは一定期間内の価格変動率のことで、最近のドル円では年間約10%となっています。南アフリカランドは高金利通貨ですが、対してランド円は年間約20%といわれます。すなわちドル円の2倍のリスクがあると言えるわけです。南アフリカランド投資で確実に儲けるためには、やはり「分散投資」と「レバレッジ管理」によるリスク管理が必要でしょう。分散投資で大切なことは、ランド円1本に資金をつぎ込まないということです。例えばドル円やユーロ円など、2〜3通貨と合わせてポジションを持つことです。できればランド円と同時に値下がりしにくい、相関の低い通貨に分散することが望まれます。また、ボラティリティの高いランド円の割合を低くすることも大切です。レバレッジは高くても10倍以内にすることをお勧めしています。